腸脛靭帯炎のテーピングで痛みが引かない理由とプロ直伝の簡単改善法
腸脛靭帯炎のテーピングで痛みが引かない理由とプロ直伝の簡単改善法の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
「有名ブランドのキネシオテープを何重にも巻いたのに、5km過ぎで激痛がぶり返した」――取材班のもとには、こうした切実な相談が毎週のように寄せられています。ランナーを絶望させるこの現象には、解剖学的に極めて明確な理由が存在します。
そもそも膝の外側が痛い原因と理由は、太ももの外側を覆う強靭な腱組織「腸脛靭帯」が、膝の曲げ伸ばし(屈曲約30度の角度)のたびに大腿骨外側上顆という骨の突起部と激しく擦れ合うことにあります。ここで多くのランナーが陥る最大の誤解が、「痛む場所=トラブルの発生源」だと思い込んでしまう点です。
腸脛靭帯炎が治らない決定的な理由は、炎症を起こして熱を持っている摩擦部位そのものに強いテンションでテープを圧着させてしまう誤った処置にあります。患部を上から力任せに押さえつければ、かえって靭帯と骨の圧迫摩擦力が増大し、組織の微小断裂を悪化させる結果になりかねません。
腸脛靭帯自体は伸縮性の乏しい硬い腱膜であり、これを強く引っ張り上げている「張力の発信源」は、骨盤の横に位置する大腿筋膜張筋(TFL)および臀部の筋肉です。骨盤側の筋肉が過緊張を起こしてゴムのように靭帯をピーンと引き絞っている状態を解除しない限り、いくら膝の周辺だけを固めても痛みは絶対に引きません。