産婦人科内診は怖くない!カーテンの裏側と痛みを防ぐ完全ガイド
産婦人科内診は怖くない!カーテンの裏側と痛みを防ぐ完全ガイドにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
自動ドアが開いて診察室に入り、案内される内診室。靴を脱いで腰掛けると座面が上昇し、脚が自然と開く独特の診察台に上がった瞬間、多くの受診者は強い緊張を覚えます。患者の腰あたりから天井にかけて引かれた布――この内診台カーテンの理由は、患者が医師と直接目を合わせる恥ずかしさを和らげ、プライバシーを保護するための日本特有の配慮から普及した経緯があります。
一方で、欧米の医療機関では「自分が何をされているか見えない方が不安を煽る」という理由からカーテンを用いず、医師と対話しながら診察するスタイルが一般的です。日本国内でも患者とのインフォームド・コンセント(説明と同意)を重視し、希望に応じてカーテンを開けてモニターを一緒に確認しながら進める施設が増加傾向にあります。
カーテンの向こう側で実際に行われている診察は、主に以下の3段階に分かれています。
まず最初に行われるのが「視診」です。外陰部に炎症や腫瘍、病変がないかを肉眼で手早くチェックします。続いて「双合診(そうごうしん)」と呼ばれる触診です。医師が膣内に指を1〜2本入れ、もう片方の手でお腹の上を優しく押さえながら、子宮や卵巣の大きさ、硬さ、位置、圧痛の有無を確認します。お腹の外側と内側の両面から挟み込むように確かめるため「双合」と呼ばれます。
さらに必要に応じて、細い超音波プローブを挿入する経腟超音波検査が実施されます。お腹の上からあてる経腹エコーに比べて子宮や卵巣との距離が数センチと非常に近いため、ミリ単位の筋腫や子宮内膜の厚み、卵胞の発育状態を高解像度で描写できるのが強みです。