梅と桜の見分け方完全解説!花びらと幹の模様で一瞬判別する鑑賞術

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梅と桜の識別において、遠くから全体のシルエットだけを眺めていても正解には辿り着けません。誰でも迷わず判定できるようになるための写真でわかる鑑賞ポイントは、実は「花びら」「枝への付き方」「幹の樹皮」という3つの部位に集約されます。

第1のチェックポイントは花びらの切れ込みの違いです。花の正面から花弁をよく観察してください。桜の花びらは先端の中央に小さなV字型の切れ込みが入っており、ハート型のような愛らしい輪郭をしています。対照的に、梅の花びらには切れ込みが一切なく、角のない綺麗な円形を描いています。なお、春先によく似た花を咲かせる桃の花びらは、切れ込みがなく先端がスッと尖った楕円形(アーモンド形)をしているのが特徴です。

第2の急所が花柄の長さと枝への付き方です。植物学において花を支える茎の部分を「花柄(かへい)」と呼びますが、桜はこの花柄が2〜3cmほどと非常に長いため、さくらんぼのように枝から垂れ下がるようにして花を咲かせます。風に揺れて花がひらひらと舞う姿は桜ならではの光景です。一方、梅には花柄がほぼ存在せず、枝の表面に直接花がペタリと貼り付いているように咲きます。枝から浮き上がっているか、枝に密着しているかを見るだけで、遠目からでも一目瞭然です。

花が散ってしまった後や高所にあって花が見えにくい場合に威力を発揮するのが、第3のポイントである幹の模様と樹皮の特徴です。桜の幹には、樹木が呼吸するための「皮目(ひめく)」が水平方向に連なり、はっきりとした横縞模様が表れます。表面は比較的滑らかで光沢を帯びる傾向があります。対して梅の幹は、古い大木になるほど表面がゴツゴツと荒れ、縦方向に不規則な裂け目が入って黒褐色に変色します。この「横縞の桜」と「縦割れゴツゴツの梅」というコントラストを頭に入れておけば、幹を一目見るだけで誤認を防げます。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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