西城秀樹の最後の姿と壮絶な闘病記|家族が明かす最期の真相と遺された魂
西城秀樹の最後の姿と壮絶な闘病記|家族が明かす最期の真相と遺された魂に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。
西城秀樹さんが公のファンの前でマイクを握り、歌声を披露した生涯最後のステージとなったのは、2018年4月14日に栃木県足利市民会館で開催された「同窓会コンサート」でした。急性心不全で倒れるわずか11日前のことです。
当時、右半身の麻痺と声の出しづらさを抱えていた秀樹さんは、特注のステージチェアに腰掛けながらのパフォーマンスを行っていました。しかし、オープニングで幕が上がると、会場を埋め尽くしたファンから割れんばかりの歓声が巻き起こります。関係者の証言によると、秀樹さんは自らの意志でマイクを左手から右手に持ち替え、麻痺の残る身体を懸命に支えながら、座ったまま上半身を大きく揺らしてリズムを取っていたといいます。
披露されたのは、代表曲である『ブルースカイ ブルー』や『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』などの名曲メドレー。かつてのような圧倒的な声量には届かずとも、一語一語に魂を込めて絞り出すような歌声は、会場中の観客の涙を誘いました。客席で見守っていた長年のファンは、当時の様子について次のように語っています。
「声が思うように出ない瞬間があっても、目力と気迫は全盛期のヒデキそのものでした。苦しそうな表情を一切見せず、曲が終わると満面の笑みで客席に手を振ってくれた。あの姿は、プロの歌手としての意地と愛情の塊でした」
ステージ袖に戻った秀樹さんは激しい息切れを起こしながらも、スタッフに「今日も歌えたね」と満足げに微笑みかけたといいます。これが、生涯で通算数千回以上もステージに立ち続けた男の、真のラストパフォーマンスとなりました。