シクラメンの育て方|枯らさず毎年咲かせる水やりと置き場所の極意

シクラメンの育て方|枯らさず毎年咲かせる水やりと置き場所の極意を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

次々に新しい花芽を上がらせ、春まで株の勢いを保ち続けるためには、日々の細やかなメンテナンスが欠かせません。なかでも花がら摘みと葉組みは、病気の予防と開花促進に直結する重要な作業です。

花弁が散ったり色褪せたりした花を放置すると、種子を作るために養分が奪われ、後続の花芽が生育不良を起こします。また、枯れた花首に湿気がたまると、カビの一種であるボトリチス菌が繁殖し、シクラメンの灰色かび病対策を余儀なくされます。正しいシクラメンの花がら摘みのやり方は、ハサミを使用せず、花茎の根元を指で軽くつまんで少しねじるようにしながら真上に引き抜くことです。途中で茎を切ってしまうと、残った茎から腐敗が進行して球根全体に菌が回る危険性があります。黄色くなった下葉も同様の手法で根元から抜き取ります。

さらにプロの生産者が必ず実施しているのが「葉組み(はぐみ)」と呼ばれる技術です。シクラメンは日光を浴びることで中央から新しい花芽を展開させます。外側に広がろうとする大きな葉を軽く中央からかき分け、外側へ押しやり、中央部に隠れている花芽にしっかりと光が当たるよう空間を開けます。この作業を定期的に行うことで、光合成効率が最大化し、中央に密集して花が咲き誇る美しい草姿へと仕上がります。

成長期におけるシクラメンの肥料の与え方は、「薄い液肥を継続的に供給する」のが基本です。10月から4月にかけての開花期間中、規定倍率(1,000倍〜2,000倍程度)に薄めた液体肥料を1週間に1回〜10日に1回のペースで施します。底面給水鉢の場合は、給水タンクに薄めた液肥を注ぐか、専用の緩効性置き肥を適量配置することで安定した栄養補給が可能です。過剰な肥料は根焼けの原因となるため、肥料焼けのサインである葉先の枯れ込みに注意しながら適量を保ちます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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