ドーハの悲劇スタメン11人の現在と真相|歓喜へ繋いだ伝説の軌跡
ドーハの悲劇スタメン11人の現在と真相|歓喜へ繋いだ伝説の軌跡の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
最終予選は5試合をわずか13日間で消化する過酷な集中開催。日本は第1戦でサウジアラビアと引き分け、第2戦でイランに敗れる苦しいスタートを切りながらも、北朝鮮、韓国を撃破して首位で最終戦を迎えていました。「勝てば無条件でW杯初出場決定」という歴史的瞬間に、日本列島は固唾を飲んで画面を見守っていました。
試合開始わずか5分、口火を切ったのはエースのカズでした。ラモスが相手ディフェンスの裏へ放ったループシュートがクロスバーを叩き、その跳ね返りに素早く詰めた三浦知良が頭で押し込んで先制ゴール。一気に主導権を握った日本は、オフトの指示通り前線からの厳しいチェイシングでイラクに決定打を許しませんでした。
しかし後半9分、イラクの鋭いカウンターからラディ・シナイシェルに強烈なボレーを叩き込まれ、試合は1-1の同点に追いつかれます。スタジアムに張り詰める焦燥感の中、再びチームを救ったのが泥臭さを象徴する男、中山雅史でした。
後半24分、中央のラモスが相手守備陣のギャップを射抜く絶妙なスルーパスを供給。これに呼応して猛然とペナルティエリア内へ侵入した中山雅史が執念でゴール右隅へ蹴り込み勝ち越しに成功します。感情を爆発させたこの「ゴンゴール」により、スコアは2-1。残り時間は約20分となり、夢のアメリカへの扉は完全に開かれたかに見えました。