愛犬の鳴き声の意味とは?種類別の心理と無駄吠え・夜鳴き対策
愛犬の鳴き声の意味とは?種類別の心理と無駄吠え・夜鳴き対策の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
鳴き声の異変は、重大な健康トラブルのファーストサインとなるケースが珍しくありません。「単なる甘え」「加齢のせい」と見過ごすことで、治療の好機を逃してしまうリスクがあります。
まず注意すべきは、鳴き声がかすれて出なくなる「嗄声(させい)」です。これは喉の酷使だけでなく、気管虚脱(小型犬に多発する気管の変形)や喉頭麻痺(大型犬やシニア犬に多い呼吸器疾患)、あるいは頸部の腫瘍や異物誤嚥が疑われます。呼吸時に「ゼーゼー」「ガーガー」という喘鳴音が混じる場合は、窒息の危険もあるため一刻を争います。
抱き上げた際や歩行中に「キャンキャン」と悲鳴を上げて痛がる場合は、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼(パテラ)、関節炎、または急性膵炎などの内臓疾患が強く疑われます。痛みを隠す習性がある犬が声を上げて痛がるのは、耐え難い苦痛が生じている証拠です。
さらに、シニア期(小型犬で10〜12歳以上、大型犬で8歳以上)に入った老犬の鳴き声が昼夜問わず止まらない場合、認知機能不全症候群(CDS/犬の認知症)の発症を考慮しなければなりません。目的もなく単調な声で鳴き続ける「単調鳴き」、部屋の隅に入り込んで後退できなくなる、昼夜逆転、旋回歩行といった症状が併発している場合、脳の変性による不安や見当識障害が原因です。