ヒューズとは?役割や切れる原因とブレーカーとの違い・安全な交換法を解説
ヒューズとは?役割や切れる原因とブレーカーとの違い・安全な交換法を解説についての最新情報をご紹介します。
ネット上の整備掲示板やSNSでは、「ヒューズ交換くらい自分で簡単にできる」という書き込みが散見されます。しかし、自動車整備士や電気技術者の現場取材からは、ユーザーの安易な自己判断による深刻なトラブルが多数報告されています。
車 ヒューズボックス 場所の基本
自動車には通常、2箇所以上にヒューズボックスが設置されています。
- 室内側(車内):運転席の足元右側、ステアリングコラム下、またはグローブボックスの奥。主にナビ、ルームランプ、シガーソケットなどの電装品を保護。
- エンジンルーム内:バッテリー付近の黒い樹脂ボックス。ヘッドライト、ECU、ABS、冷却ファンなど、高電流を扱う基幹システムを保護。
フタの裏側にはどの位置が何の機器のヒューズかを示す「配置図(ヒューズマップ)」が必ず記載されています。
現場で目撃された戦慄のDIYトラブル事例
整備現場のプロが口を揃えて警告するのが、「根本原因を放置したままの交換」と「応急処置の暴走」です。
- 事例1:切れたヒューズにアルミホイルを巻き付けて復旧させたケース
SNSなどで危険な裏技として拡散された知識を真に受け、溶断したヒューズにアルミ箔を巻いて差し込んだ結果、短絡電流が遮断されずに配線コードが赤熱し、ダッシュボード内部から出火した事故が実在します。ヒューズを金属線や針金で直結させる行為は、安全装置を自ら無効化する自殺行為に等しい行為です。 - 事例2:10Aが飛ぶからと20Aのヒューズに差し替えたケース
「すぐ切れて面倒だから容量を上げよう」という安易な差し替えも極めて危険です。配線ケーブルは10A仕様の太さで作られているため、20Aの電流が流れ続けるとヒューズが切れる前に配線そのものが焼き切れ、車両火災に至ります。