アルトリコーダー運指表と指使い完全攻略!ソプラノとの違いや高音のコツ
アルトリコーダー運指表と指使い完全攻略!ソプラノとの違いや高音のコツを徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
アルトリコーダーの音域は、一番下の「ファ(F4)」から2オクターブ上の「ト(G6)」までが標準的です。運指表の黒丸(●)は指で穴を完全にふさぐ位置、白丸(○)は指を離して開ける位置を示しています。下の2つの穴(6番孔・7番孔)はダブルホールになっており、半音を出す際に片方だけを開け閉めする構造です。
効率的に運指を頭と指に定着させるためには、一度にすべての音を覚えようとせず、以下の3つのステップに分けて段階的に習得するのが確実な方法です。
ステップ1:左手だけで出せる音(中音域のド・レ・ミ・ファ)
まずは左手の親指(裏孔0番)、人差し指(1番)、中指(2番)、薬指(3番)のみを使う音から練習します。すべての穴をふさいだ左手基本ポジションから指を1本ずつ離していくことで、「ド → レ → ミ → ファ」の並びを身体で覚えます。右手は管体を支えるだけに集中できるため、アンブシュア(口のくわえ方)と息の安定に意識を向けやすくなります。
ステップ2:右手を足した低音域(ファ・ソ・ラ・シ♭)
次に右手を使い、低音域へと音を下げていきます。ここで最初の関門となるのが「右手薬指」の配置です。楽器店や音楽指導者の現場レポートでも指摘されている通り、レからドへと下がる際に薬指がうまく穴を覆いきれず、息が漏れて音が裏返るケースが目立ちます。この段階では「レードーレードー」と2音間をゆっくり往復する指ならしを行い、指先の腹で確実に吸い付く感覚を掴むことが推奨されます。
ステップ3:オクターブ上の高音域(サミングの導入)
基本の1オクターブが鳴るようになったら、裏孔の左手親指を半分開ける「サミング」を使って高音域へと進みます。運指の形自体は低音域とほぼ同じ配置が多いため、「親指の角度」と「息のスピード」の切り替えを意識するだけで一気に吹ける音域が広がります。