幻の本土上陸作戦「ダウンフォール作戦」の全貌と驚愕の被害想定
幻の本土上陸作戦「ダウンフォール作戦」の全貌と驚愕の被害想定の最新情報をご紹介します。役立つ情報が詰まっています。
大本営は連合国軍の本土上陸を完全に予期していました。1945年4月に策定された決号作戦において、日本軍は米軍の上陸地点を「1945年秋以降の南九州」および「1946年春の関東」と正確に予測。この防衛体制の構築に全精力を注ぎ込んでいました。
南九州を担当する第16方面軍(決六号作戦)には、満洲や各地から精鋭師団が呼び戻され、九州配備兵力は短期間で当初の3倍にあたる約90万人(14個師団)へと急増しました。これは、米軍の諜報部門(ウルトラ暗号解読班)が事前に予測していた日本軍兵力を大幅に上回る大集結であり、米軍参謀部に極めて強い衝撃を与えた事実が米公文書館の記録に残されています。
さらに恐るべきは、航空機約1万機(その半数以上が特攻機)の温存、人間魚雷「回天」や特攻艇「震洋」、特殊潜航艇「海龍」などの沿岸特攻兵器の集中配備でした。加えて1945年6月には「義勇兵役法」が公布され、15歳から60歳の男性、17歳から40歳の女性が「国民義勇戦闘隊」として強制編入。竹槍や火炎瓶、手製手榴弾を手にした一般市民数千万人を戦闘員として動員する体制が敷かれていたのです。