大相撲の休場力士はなぜ土俵を去る?診断名と番付陥落の全真相
大相撲の休場力士はなぜ土俵を去る?診断名と番付陥落の全真相とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
大相撲の本場所において、日本相撲協会公式発表として出される休場情報は、番付の行方や優勝争いを一変させるインパクトを持ちます。力士が土俵に上がれなくなる決定的な理由は、突発的な大怪我、長年の勤続疲労による慢性疾患、そして内科的疾患の3つに大別されます。
相撲診療所や外部専門医が発行する休場理由の診断書で圧倒的に多いのは、膝の前十字靱帯損傷や半月板損傷、足首の関節捻挫、そして首の神経を圧迫する頚椎症性脊髄症です。約150キロから200キロを超える巨体が時速数十キロの衝撃でぶつかり合う立ち合いの破壊力は、交通事故の衝突に匹敵すると言われます。一瞬の踏み込みのズレや土俵下への転落によって、腱や関節に耐用限界を超える負荷がかかり、自力歩行すら困難な状態に追い込まれるケースが後を絶ちません。
本場所初日からの初日休場となる場合、場所直前の稽古総見や部屋での申し合い稽古で負傷しているケースが大半です。一方、序盤に白星を重ねながら突如として土俵を去る途中休場では、取組中の土俵際での激突や足の引っかかりによる急性外傷が主因となります。師匠を通じて協会へ診断書が提出された時点で正式な休場扱いとなり、対戦相手には不戦勝(相手力士から見れば不戦敗)が記録されます。