Baad『君が好きだと叫びたい』誕生秘話と解散の真相|メンバーの現在

Baad『君が好きだと叫びたい』誕生秘話と解散の真相|メンバーの現在に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

1990年代初頭、日本の音楽シーンの中心に君臨していた制作会社「ビーイング(Being)」は、アニメ『SLAM DUNK』の音楽プロデュースを全面的に担当しました。その記念すべき第1期オープニングテーマとして白羽の矢が立ったのが、当時デビューしたばかりの4人組ロックバンド・BAADでした。発売日は1993年12月1日。オリコンチャートを駆け上がり、最終的に約37万枚のセールスを記録するスマッシュヒットとなりました。

本作の作曲を担当したのは、数々のビーイング名曲を世に送り出したメロディメーカーの多々納好夫氏。そして、B'zやZARDの初期サウンドを支えた伝説的アレンジャー・明石昌夫氏が編曲を手掛けました。タイトでソリッドなエレクトリックギター、うねるベースライン、そして何よりもサビ頭で一気に感情が弾けるキャッチーなメロディラインは、当時のアニメソングの常識を覆す本格的なポップロックでした。

特筆すべきは、初代ボーカルの山田恭二氏自らが書き下ろした歌詞の意味です。「誰もがうらやむほどの熱い視線を浴びて」「明日を変えてみよう 凍りついてる時間をぶち壊したい」というフレーズは、主人公・桜木花道が赤木晴子に寄せるストレートな恋心と、不良少年がバスケットボールを通じて自分自身を変革していく物語のコアと完璧にリンクしていました。単なるタイアップの枠を超え、作品世界の熱量と若者のリアルな焦燥感をダイレクトに表現したことが、30年以上色褪せない最大の要因です。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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