ゴリラの正式名称はなぜ3回?学名の真相と驚きの命名ルールを徹底解剖
ゴリラの正式名称はなぜ3回?学名の真相と驚きの命名ルールを徹底解剖についての真相を徹底解説します。
結論から明かすと、「すべてのゴリラの正式名称がゴリラ・ゴリラ・ゴリラである」という言説は半分正しく、半分は誤りです。学術的な国際ルールである「学名(Scientific Name)」において、この3連ネームを持つのは、ゴリラ属のなかでも「ニシローランドゴリラ」と呼ばれる1つの亜種に限られます。
世界に現存するゴリラは、DNA解析や形態学的研究の進展により、現在では大きく「ニシゴリラ(Gorilla gorilla)」と「ヒガシゴリラ(Gorilla beringei)」の2種に大別され、それぞれがさらに2つの亜種(合計4亜種)に細分化されています。つまり、「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」はニシゴリラの中の代表的な亜種に付けられた固有名詞であり、例えば有名なマウンテンゴリラに対してこの学名を使うのは明確な間違いとなります。
日本の動物園で飼育展示されているゴリラ(上野動物園のモモコ一家や、東山動植物園で話題を呼んだシャバーニなど)は、その大半がニシローランドゴリラです。そのため、「日本の動物園で見られるゴリラの学名」という意味においては、ゴリラ・ゴリラ・ゴリラという表現は事実と合致します。この展示状況の偏りが、ネット上で「ゴリラ=3回繰り返す」という言説が一般化して定着した背景となっています。