鼻の中のできものは「位置」と「硬さ」で判別する——痛い・しこり・繰り返す症状の正体と受診ライン

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鼻の内側は、外から見える皮膚とは構造がまったく異なる。鼻腔の入り口から約1〜2cmの範囲は「鼻前庭(びぜんてい)」と呼ばれ、皮膚と同じ重層扁平上皮に加えて、空気中の異物を捕捉するための「鼻毛(びもう)」が密生している。さらにその奥は「鼻腔」に入り、湿潤な粘膜上皮へと移行する。できものが発生する場所によって、関与する組織も病気の種類も大きく変わる。耳鼻咽喉科領域の診療ガイドラインや臨床統計では、鼻のできものの約7割は鼻前庭炎あるいは鼻せつ(びせつ)という炎症性疾患で占められ、残りが嚢胞・ポリープ・良性腫瘍・悪性腫瘍に分類される。

鼻の穴という閉鎖的で湿潤な環境は、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌が増殖しやすい条件を備えている。特に2026年のように夏場の気温が長期化すると、マスク着用による局所の蒸れや、花粉症シーズンの鼻かみ・指での触りすぎが重なり、毛穴や傷口から感染が入りやすくなる。鼻の中のできものの多くは、この「細菌感染+物理的刺激」の掛け合わせで生じている。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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