気管支炎は何科を受診?一般内科と呼吸器内科の違いや受診目安を解説

気管支炎は何科を受診?一般内科と呼吸器内科の違いや受診目安を解説の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

「単なる風邪の咳」と「気管支炎」の境界線はどこにあるのでしょうか。気管支は、空気の通り道である気道のうち、左右の肺へ枝分かれしていく太いパイプの部分を指します。ここに炎症が及ぶと、風邪とは異なる特有の強い症状が現れます。

まずは現在の体調について、以下の気管支炎の症状チェックリストで状態を確認してみましょう。

【気管支炎を疑うセルフチェックリスト】
□ 風邪の初期症状(喉の痛み・微熱)が治まった後も、咳だけが激しく残っている
□ 黄色や緑色の粘り気がある痰(膿性痰)が絡み、吐き出そうとすると胸が痛む
□ 呼吸をするときに胸の奥で「ゼーゼー」「ゴロゴロ」と音が鳴る
□ 横になると咳が激しくなり、夜間に何度も目が覚めて眠れない
□ 深呼吸をすると気管のあたりがムズムズして激しい咳き込みが誘発される
□ 階段の上り下りや少しの歩行で息切れを感じる

上記に複数当てはまる場合、気管支粘膜が強く炎症を起こしている可能性が高いため、我慢せずに医療機関を受診してください。

また、気管支炎と一口に言っても病態は多様です。とりわけ混同されやすい疾患との違いを整理しておくことが重要です。

まず押さえるべきは、急性気管支炎と慢性気管支炎の違いです。急性気管支炎は主に風邪ウイルスの感染によって急激に発症し、通常は2〜3週間程度で治癒します。一方の慢性気管支炎は、長年の喫煙や大気汚染などが原因で気管支に持続的な炎症が起き、痰を伴う咳が「1年のうち3ヶ月以上、2年以上連続して続く」状態を指し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一病態として扱われます。

さらに見極めが重要なのが、気管支炎と肺炎の違い・見分け方です。気管支炎は空気の通り道である気管支の炎症にとどまりますが、肺炎はさらに奥にある「肺胞」まで病原体が侵入し、ガス交換機能が障害される深刻な疾患です。38度以上の高熱が数日続く、黄色〜茶褐色の痰が大量に出る、激しい胸痛や強い息切れがある場合は肺炎への進行が疑われ、入院治療が必要になるケースも珍しくありません。

近年急増している咳喘息と気管支炎の違いにも注意が必要です。咳喘息はウイルス感染ではなく、アレルギー反応や寒暖差、気道の過敏性によって気管支が狭くなる疾患です。痰があまり絡まない「コンコン」という乾いた空咳が3週間以上続き、夜間から明け方に発作的な咳が出るのが大きな特徴です。気管支炎用の咳止め薬では効果がなく、吸入ステロイド薬による専門的な治療が必要となります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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