米国株の今後の見通し|利上げ長期化とS&P500買い時を解説
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当時の個人投資家のコミュニティやSNS上では、「米国株の買い時は一体いつなのか」という切実な声が絶えず飛び交っていました。年初には「これから本格的な大暴落が来る」という悲観論が支配的であり、押し目買いをためらった投資家が少なくありません。しかし株価はそうした弱気予想を裏切る形で上昇を続け、乗り遅れた投資家が焦って高値を追う「FOMO(取り残される恐怖)」の心理が市場を覆いました。
さらに日本人投資家にとって決定的な要因となったのが、歴史的な円安ドル高の進行です。日米の金利差拡大により、ドル円相場は1ドル=130円台から150円超へと大きく円安方向に振れました。この結果、円建てで米国株を保有していた投資家は、ドル建て株価の上昇に加えて為替差益をダブルで享受する形となりました。
一方で、これから新規参入しようとする投資家にとっては「極端な円安水準でドル転して米国株を買うのは高値掴みになるのではないか」という強い心理的ハードルが生じました。売却のタイミングに悩む既存ホルダーと、買い場を逃し続ける新規参入者の間で、判断の難易度が極めて高い相場環境が続いていたのです。