伝説の怪作『宇宙忍者ゴームズ』の正体!F4との関係と吹き替えの真相
伝説の怪作『宇宙忍者ゴームズ』の正体!F4との関係と吹き替えの真相に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。
『宇宙忍者ゴームズ』の原題は『The Fantastic Four』。アメリカの名門アニメスタジオであるハンナ・バーベラ・プロダクションが1967年に制作した本格アメコミSFアニメである。日本国内では1969年に東京12チャンネル(現・テレビ東京)系列で初放送された。
日本上陸にあたって最大の謎とされるのが、「なぜアメコミヒーローが宇宙忍者になってしまったのか」という疑問だ。背景には、1960年代後半の日本の児童向けテレビ市場を席巻していた空前の「忍者ブーム」がある。『サスケ』や『仮面の忍者 赤影』などが爆発的ヒットを記録する中、海外産の未知のヒーローを日本の子供たちに親しみやすく届けるための苦肉の策として、奇抜なローカライズタイトルが採用された。
原作の「宇宙放射線を浴びて特殊能力を得た4人の科学者チーム」という設定はそのままに、身体がゴムのように伸びる主人公を「ゴームズ」と呼び、特殊能力を忍術に見立てる強引なアレンジが施された。当時の日本のテレビマンたちによる、貪欲なヒット作作りの熱量が窺えるエピソードである。