ポテトスナック販売終了の真相とは?復活品とかとう製菓の現在を追跡
ポテトスナック販売終了の真相とは?復活品とかとう製菓の現在を追跡について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。
かつて全国の子供たちを虜にした元祖「ポテトスナック」を製造していたのは、愛知県安城市に本社を置くいずみ製菓株式会社でした。同社がポテトスナックを含むすべての菓子製造を終了し、菓子事業から全面撤退を表明したのは2013年6月末のことです。当時、駄菓子ファンやネット上には大きな衝撃が走り、各地の店舗で買い占めや品切れが相次ぎました。
販売終了に至った最大の要因は、原材料費の高騰と製造設備の老朽化という2つの構造的課題です。当時、スナック菓子の主原料となる小麦粉やパーム油、各種調味パウダーの仕入れ価格が急速に上昇していました。加えて、長年稼働してきた専用の製造機械が耐用年数を迎え、安全かつ安定的に生産を続けるには数億円規模の設備更新投資が必要不可欠な状態に陥っていたのです。
しかし、1袋あたり定価30円前後という駄菓子ビジネスは極めて薄利多売の構造です。少子化によって国内の駄菓子市場全体が縮小傾向にある中、巨額の設備投資を回収することは極めて困難と判断されました。いずみ製菓は本業である農業資材や不動産事業、麺類製造などの収益基盤を守るため、断腸の思いで菓子製造の歴史に幕を下ろす決断を下しました。