平成の天皇陛下(上皇明仁さま)現在と生前退位の真相|歩みと近況
平成の天皇陛下(上皇明仁さま)現在と生前退位の真相|歩みと近況の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
平成の30年間を振り返る際、決して欠かすことができないのが被災地訪問と戦没者慰霊の旅です。上皇陛下は「国民と共にある皇室」を具体的な行動で示し続けられました。
1991年の雲仙・普賢岳噴火災害を皮切りに、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災など、日本列島が大規模災害に見舞われるたびに、両陛下はいち早く現地へ駆けつけられました。体育館などの避難所では床に自ら膝をつき、被災者の目線に合わせて手を取り、静かに言葉を交わす――。この「平成流」と呼ばれる温かな寄り添い方は、深い悲しみと不安の中にあった被災者の心をどれほど力強く励ましたか計り知れません。
また、先の大戦で命を落としたすべての人々への「慰霊の旅」も生涯の課題として取り組まれました。沖縄、広島、長崎、東京大空襲の地のみならず、サイパン、パラオ・ペリリュー島、フィリピンなど海外の激戦地へも足を運ばれ、国境や立場を超えて平和を祈り続けられました。この祈りの姿勢は、象徴天皇の務めを体現した崇高な足跡として今も人々の記憶に刻まれています。