なぜ描いた筋肉は不自然?プロが教える立体感と解剖学の描き方極意
なぜ描いた筋肉は不自然?プロが教える立体感と解剖学の描き方極意について詳しく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
胴体の説得力を左右する腹筋と背筋は、単純な対称図形ではなく、背骨のしなりや骨盤の傾きに連動して形が変わります。
まず腹筋の描き方におけるアタリの基本は、みぞおちから恥骨にかけての「正中線」を基準にすることです。腹直筋は左右均等なブロックではなく、みぞおち付近の第1段、おへそ上部の第2段、おへそ付近の第3段、そして下腹部へと続く形状をしています。体をひねったポーズでは、おへその位置が回転軸に沿ってズレるため、中心線を立体的な筒(円柱)の上に引く感覚でアタリを取ると失敗しません。
一方、後ろ姿の見せ場となる背筋のポーズ別の描き方では、僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋の3層構造を意識します。背中を丸めたときは肩甲骨が外側に開き、皮膚の下から骨の突起が浮き出ます。逆に胸を張ったポーズでは左右の肩甲骨が中央に寄り、背骨に沿って深い溝が生まれます。背中を一つの面としてではなく、肩甲骨の動きに連動して凹凸が入れ替わる立体として捉えることがポイントです。