なぜロシア語は読めないのか?キリル文字の罠と挫折ゼロ攻略法
なぜロシア語は読めないのか?キリル文字の罠と挫折ゼロ攻略法について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。
ロシア語のテキストを見た多くの日本人が強烈な拒絶反応を覚えるのには、言語学的な背景があります。それは「全く知らない未知の記号」だからではなく、むしろ「よく知っている英語のアルファベットにそっくりなのに、読み方が完全に狂わされる」という点にあります。
代表的な例が、ロシア語における「Р」「Н」「С」「В」「У」といった文字です。私たちの脳はこれらを英語の「P(ピー)」「H(エイチ)」「C(シー)」「B(ビー)」「Y(ワイ)」と無意識に認識してしまいます。しかし、実際のロシア語における発音は全く異なります。
例えば、街中でよく見かける「РЕСТОРАН」という単語を見てみましょう。英語感覚で読むと「ペストハン」のように見えますが、ロシア語の音を当てはめると「RESTORAN(レストラン)」となります。ロシア語の「Р」はラテン文字の「R」、「Н」は「N」に該当するためです。
この「英語の記憶が邪魔をする現象」こそが、初心者がロシア語を読めないと感じる最大の理由です。まずは「英語の引き出し」を一度閉じ、ロシア文字特有のルールとして認識し直すことが解読の第一歩となります。