とびしま海道完全ガイド2026|しまなみとの違いと絶景モデルコース

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とびしま海道のハイライトとして国内外から高い評価を受けているのが、大崎下島の東端に位置する御手洗町並み保存地区(国選定重要伝統的建造物群保存地区)です。江戸時代、瀬戸内海を往来する北前船や西国大名の参勤交代船が風向きや潮の満ち引きを待つ「風待ち・潮待ちの港」として栄華を極めました。

狭い平地に商家、船宿、遊郭、寺院、町家が密集して建てられた御手洗の魅力は、人工的なテーマパークではなく、現代の住民生活と江戸から昭和初期にかけての歴史的建造物が地続きで共存している点にあります。

散策時に見逃せない主要スポットは以下の通りです。

  • 若胡子屋(わかえびすや)跡:江戸時代に幕府公認の遊女を抱えていた大規模な茶屋建築。屋敷内には豪華な座敷や往時の記録が保存されており、当時の港町の繁栄ぶりを今に伝えています。
  • 新光時計店:日本最古の時計店の一つとして知られ、現在も100年以上前の一輪ざしの柱時計やアンティーク時計が正確な時を刻み続けています。
  • 住吉神社と波止(千本格子と石造りの雁木):港の安全を守るために築かれた高燈籠や防波堤(千波止)は、広島藩の普請によって造られた江戸土木遺産の傑作です。
  • 乙女座:昭和12年に建てられた劇場建築。戦後は映画館としても親しまれ、現在は復元されて当時のモダンな升席や舞台裏、奈落の構造を見学できます。
  • 歴史の見える丘公園:御手洗の町並みと瀬戸内海の多島美、遠く四国山地までを一望できる絶景展望スポット。町並みから遊歩道または車道でアクセス可能です。

近年では古民家を再生したギャラリーや、地元柑橘を使ったスイーツを提供するカフェが増加しており、ゆったりと静かな時間を楽しむ大人の散策地として愛されています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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