【土木用語】法尻とは?法肩との違いや勾配計算・崩壊対策を徹底解説
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法尻の位置を現地で正確に割り出すためには、法面勾配の計算と法長(のりちょう)計算式の理解が欠かせません。
日本の土木設計における法面勾配は、「垂直高さ(H)=1」に対する「水平距離(L)」の比率(1:N)で表現されます。例えば、高さ1mに対して水平長が1.5m広がる斜面は「1割5分(1:1.5)」と呼びます。
法面の実際の斜面長である「法長」は、三平方の定理を用いて次の計算式で求められます。
【法長の基本計算式】
法長 = $\sqrt{\text{垂直高さ}^2 + \text{水平距離}^2}$
高さが4m、勾配が1:1.5の場合、水平距離は $4 \times 1.5 = 6\text{m}$ となり、法長は $\sqrt{4^2 + 6^2} = \sqrt{16 + 36} = \sqrt{52} \fallingdotseq 7.21\text{m}$ と算出されます。
法尻の測量計算方法では、基準となる計画線(道路中心線など)からの離れ(オフセット距離)と計画高さを割り出し、現地に木杭と貫板で「丁張り」を掛けます。近年はGNSS測量機やトータルステーションを用いた座標誘導により、計算から位置出しまでの工程が大幅に自動化されています。