エアフロリダ90便ポトマック川墜落の真相|着氷と英雄の救助劇
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1982年1月13日午後、フロリダ州フォートローダーデールを目指していたエア・フロリダ90便は、記録的な大雪のためワシントン・ナショナル空港の誘導路上で長時間の待機を強いられていました。滑走路の閉鎖と再開が繰り返される中、午後3時59分、同機はようやく離陸滑走を開始します。
しかし、機体は滑走路を離れた直後から激しい振動に見舞われ、十分な高度を稼ぐことができませんでした。機首を上げようとするものの揚力を失い、離陸からわずか約30秒後、空港から約1.2キロ先に位置する「14番街橋」へ激突。帰宅ラッシュで混雑していた車両7台を押し潰し、主翼や胴体を激しく損壊させながら、氷結したポトマック川の水面へと突っ込みました。
冷たい川水は瞬く間に大半の機体を呑み込み、胴体は真っ二つに割れて水底へと沈没。氷点下の水面に残されたのは、奇跡的に浮遊していた尾翼の残骸と、それにすがりつくわずかな生存者だけでした。