地球一周は何キロ?赤道と子午線の差や徒歩・飛行機の時間を徹底解説
地球一周は何キロ?赤道と子午線の差や徒歩・飛行機の時間を徹底解説とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
数学や物理の教科書では、球の円周を求める公式として $C = 2\pi r$(または $C = \pi d$、$C$:円周、$r$:半径、$d$:直径)を学びます。この初等幾何学の計算式に地球の平均半径を代入するとどのような値になるのでしょうか。
地球を単純な完全球体とみなし、国際天文学連合(IAU)が定義する地球の公称平均半径 $R = 6,371.008\text{km}$ を代入してみます。
$$C = 2 \times 3.14159265 \times 6,371.008 \approx 40,030.173\text{km}$$
このように、数学的な平均値としても約40,030kmという値が得られます。しかし現代の宇宙測地技術(GNSS測位や超長基線電波干渉法:VLBI)は、地球を単なる回転楕円体として捉える段階すら超えています。地球の重力場は均一ではなく、マントルの対流や海洋・氷河の質量分布によって、地球の形状は「洋ナシ型」とも称される複雑な起伏(ジオイド面)を持っています。
日本の国土地理院が管轄する「測量法」においても、人工衛星データに基づいた高精度な「日本測地系2011(JGD2011)」が運用されており、地殻変動に伴うプレート運動によって日本列島自体が毎年数センチずつ変位している事実が正確に追尾されています。私たちが立つ地球の4万キロは、固定された静止画ではなく、常に呼吸するように伸縮を繰り返すダイナミックな数値なのです。