安中散の効果と副作用は?六君子湯や太田胃散との違いをプロが徹底解説
安中散の効果と副作用は?六君子湯や太田胃散との違いをプロが徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
漢方薬は安全というイメージがありますが、安中散にも注意すべき副作用と誤った認識が存在します。
安中散には甘草(カンゾウ)が含まれています。長期間にわたって過剰に服用を続けると、血液中のカリウム濃度が低下し血圧が上昇する偽アルドステロン症や、それに伴うむくみ・筋力低下(ミオパチー)を引き起こすリスクがあります。漫然と数ヶ月にわたって長期服用するのではなく、症状の波に合わせて頓服的に用いるか、医師・薬剤師の指導のもとで定期的な血液検査を行うことが推奨されます。
また、ネット上で散見される「安中散を飲むと痩せる」という噂についても、薬理学的な根拠はありません。安中散自体に脂肪燃焼や食欲抑制の直接作用はなく、胃痛や自律神経の乱れからくる全身の血行不良・代謝低下が改善された結果として、体重が正常値に戻った体験談が誇張されて広まったものと分析できます。ダイエット目的での安中散の購入・服用は避けるべきです。