なぜ女性のLdlコレステロールだけ高いのか?更年期と脂質異常の真相
なぜ女性のLdlコレステロールだけ高いのか?更年期と脂質異常の真相について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。
これまで「悪玉=絶対悪」と単純化されがちでしたが、2026年の循環器病変予防において最重要視されている指標の一つが、善玉(HDL)と悪玉(LDL)のバランスを示す「LH比(LDL ÷ HDL)」です。
たとえLDLコレステロールが150 mg/dLと基準値を超えていても、血管壁に溜まった余分なコレステロールを回収するHDLが80 mg/dL以上あれば、LH比は「1.87」となり、リスクは比較的コントロールされていると判断できます。一方、LDLが135 mg/dLと一見軽症に見えても、HDLが35 mg/dLしかない場合はLH比が「3.85」に跳ね上がり、血管内にプラーク(動脈硬化巣)が形成されやすい危険な状態と判定されます。
目安として、高血圧や糖尿病のない健康な方であればLH比 2.0以下、すでに動脈硬化のリスク要因を持っている方であれば1.5以下を維持することが血管事故を防ぐ実質的なゴールとなります。