シュートの投げ方を完全解説!肘を痛めず鋭く曲げる握りとリリースの極意
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日本プロ野球の歴史を振り返ると、シュートを生命線として球界を支配した伝説的な投手が数多く存在します。
その筆頭が、大洋ホエールズで通算218勝を挙げた平松政次氏の「カミソリシュート」です。当時の打者が「右打者の胸元を直撃するかと思った瞬間、外角低めのストライクゾーンへ鋭く曲がった」「バットが何本も真っ二つに折られた」と証言したボールは、今なお変化球の歴史における最高峰として語り継がれています。平松氏は自著やインタビューで「手首を曲げたことは一度もない。ストレートと同じ腕の振りで、人差し指でボールを切るように押し出す感覚だった」と語っており、当時から力学的に正しい投球を行っていたことが窺えます。
1990年代のヤクルトスワローズ黄金期を支えた川崎憲次郎氏もまた、強打者・落合博満氏の内角を徹底的に攻め立てたシュートの名手でした。川崎氏のシュートは、打者がストレートと認識して振り始めた瞬間に手元でキュッと食い込むキレを誇り、打たせて取るピッチングの極致を示しました。さらに現代では、西口文也氏の高速シュートや、大リーグで活躍したダルビッシュ有投手が駆使する横変化のバリエーションなど、プロ野球 シュートの名手たちは時代ごとに進化を遂げています。
また、近年のトピックとして見逃せないのが左投手のシュートの進化です。従来、左投手の利き腕側に曲がる変化球は「スクリューボール」やチェンジアップ系が主流とされてきました。しかし、右打者のアウトコースへ逃げていくボールだけでなく、左打者の内角を突く武器として、速球と同じ軌道から食い込むシュートを習得する左腕が増加しています。
現代のピッチデザインにおいて、右打者・左打者を問わず「フロントドア(外側ボールゾーンからストライクゾーンへ曲げ入れる軌道)」を成立させるために、横方向へ鋭く動くシュートは極めて価値の高い球種として再評価されています。