オレンジとみかんの決定的な違いとは?栄養や品種・見分け方を徹底比較

オレンジとみかんの決定的な違いとは?栄養や品種・見分け方を徹底比較の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

みかんとオレンジは、ともにミカン科ミカン属(Citrus)に属する近縁種ですが、学名および品種の成立過程は全く異なります。一般に日本で「みかん」と呼ばれるものは、約400〜500年前に中国から鹿児島県(旧薩摩地方)に伝わった柑橘から偶発実生として生まれたとされる「温州みかん(学名:Citrus unshiu)」を指します。種がなく手で容易に皮が剥けるという極めて稀有な特質を持ち、日本の気候風土に合わせて改良が重ねられてきました。

一方、「オレンジ」と総称される果実は、原産地であるインド・ヒマラヤ地方から中東を経てヨーロッパ、アメリカへと伝播した「スイートオレンジ(学名:Citrus sinensis)」を起源とします。スイートオレンジは「マンダリン」と大型柑橘「ブンタン(ポメロ)」の自然交配によって誕生したと農学的に証明されており、主に以下の2大品種が世界中で栽培されています。

1つ目は、果頂部に「へそ(Navel)」のような窪みを持つネーブルオレンジです。秋から春にかけて収穫され、強い甘みと華やかな香気成分(リモネンなど)が際立つ生食用の代表格です。ただし、果汁を搾って放置・加熱すると苦味成分「リモニン」が生成されるため、加工ジュースには不向きとされます。

2つ目は、世界の柑橘加工品や100%ジュースの主原料として流通するバレンシアオレンジです。酸味と糖度のバランスに優れ、加熱しても風味が損なわれない特性を持ちます。晩春から夏場にかけて旬を迎えるため、冬のみかんが姿を消す時期のビタミン補給源として流通の要を担っています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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