新生児の自動歩行反射はいつまで?消失時期や出ない原因を専門解説

新生児の自動歩行反射はいつまで?消失時期や出ない原因を専門解説についての真相をお届けします。

保護者が最も気になる疑問の一つが、「自動歩行反射はいつまで観察できるのか」という点です。個人差はあるものの、自動歩行反射の消失時期は一般的に生後2ヶ月から生後3ヶ月頃とされています。

生後間もない時期にあれほど軽やかに動いていた足が、生後2ヶ月から生後3ヶ月を迎える頃になると次第に見られなくなります。この変化に対して「歩けなくなってしまった」「発達が後退したのでは」と心配する親御さんもいますが、これは全くの誤解です。むしろ、大脳皮質の発達が順調に進んでいる決定的な証拠といえます。

大脳皮質が成熟してくると、無意識に起きていた下位中枢の原始反射に対してブレーキ(抑制)をかけるようになります。反射による無意識の運動から、自分の意志で手足を動かす「随意運動」へと脳の司令系統がバトンタッチされるため、自動歩行反射は役目を終えて自然と消えていきます。

また、発達力学的な観点からも理由が説明されています。生後2〜3ヶ月頃の赤ちゃんは授乳によって皮下脂肪が急激に増え、脚の重量が増加します。この時期の赤ちゃんの筋力では、重くなった自分の脚を反射運動だけで持ち上げにくくなるため、見かけ上ステップが出にくくなるという側面もあります。水中に身体を入れて浮力を働かせると、消失時期を過ぎた月齢でも再びステップ運動が見られるという実験結果もあり、脳の発達と身体の成長が組み合わさった自然な移行期間です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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