プロ直伝のまつり縫いの仕方|表に糸を出さない裾上げの極意

プロ直伝のまつり縫いの仕方|表に糸を出さない裾上げの極意の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

「自分で裾上げをしたら、表側に縫い糸が点々と目立ってしまった」「表地が引きつれて波打ってしまった」という失敗は、手縫い裾上げで最も多く見られるトラブルです。表に糸を出さないための決定的なコツは、3つの技術的アプローチに集約されます。

1つ目のポイントは、「表地をすくう量は織り糸1〜2本厳守」です。針を表地に深く刺しすぎると、表側に太いステッチが露出してしまいます。針を布の厚みの半分ほどまで浅く入れ、生地の繊維を1本だけ引っ掛ける感覚で針先を抜くのがコツです。生地を指先で少し手前に折り曲げると、すくうべき織り糸が見えやすくなります。

2つ目のポイントは、「糸のテンション(引き加減)を限界まで緩く保つ」ことです。強度を出そうとして糸を強く引っ張りすぎると、表地の織り糸が引っ張られて「えくぼ」のような窪み(引き攣れ)が発生します。糸を引き切ったあと、布地を指で左右に軽く引っ張って馴染ませるくらいの「ゆとり」を持たせることが、美しいドレープを保つプロの技です。

3つ目のポイントは、「糸の選び方」です。生地と完全に一致する色が見つからない場合は、「生地よりもワントーン暗い色の糸」を選びます。人間の目は明るい色を認識しやすく、暗い色は影と同化して見えにくくなる光学的な特性があるためです。また、太い糸(30番手など)は避け、必ず60番手〜80番手の細い絹糸または合繊まつり糸を使用してください。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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