矢沢永吉の名曲ランキング決定版!ファンを魅了し続ける神曲の真相
矢沢永吉の名曲ランキング決定版!ファンを魅了し続ける神曲の真相に関する話題のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
数多くのヒット曲を生み出してきた矢沢永吉のディスコグラフィにおいて、ファンのみならず一般リスナーまでをも巻き込む強力なシンボルとなっているのが「時間よ止まれ」と「止まらないHa〜Ha」です。対極の魅力を持つこの2曲が、なぜ半世紀近くにわたりファン投票やランキングの頂点に君臨し続けるのか、その音楽的・構造的要因を紐解きます。
1978年にリリースされた「時間よ止まれ」は、当時のロックミュージシャンが歌謡界やタイアップと距離を置いていた時代に、資生堂のキャンペーンソングとして世に放たれました。作詞・山川啓介、作曲・矢沢永吉によるこの楽曲は、スタジオミュージシャンとして坂本龍一(キーボード)、高橋幸宏(ドラムス)、後藤次利(ベース)ら後の音楽界を牽引する名手が参加しています。
自著『成りあがり』や当時の特番インタビューにおいて、矢沢は「メロディが降りてきた瞬間に勝ったと思った」と述懐しています。従来の骨太なロックンロールの枠を軽やかに飛び越え、ボサノヴァやAORのエッセンスを大胆に取り入れたコード進行は、現在世界中で再評価されているシティポップの源流としても極めて高い完成度を誇ります。
一方、1986年のアルバム『東京ナイト』に収録された「止まらないHa〜Ha」は、矢沢永吉の「ライブの熱量」そのものを具現化したキラーチューンです。イントロのブラスセクションが鳴り響いた瞬間、何万人ものオーディエンスが一斉にYAZAWAロゴ入りのツアータオルを宙に放り投げる光景は、日本のライブエンターテインメントにおける最高峰のスペクタクルといえます。
メロディの美しさで聴かせる「時間よ止まれ」と、観客が自らの肉体を使って参加する「止まらないHa〜Ha」。この「究極の静(バラード)」と「究極の動(ロック)」の双璧が存在することこそが、矢沢永吉というアーティストの懐の深さであり、幅広い層を惹きつけてやまない最大の要因です。