渡辺謙と前妻の真実|南果歩との離婚劇から杏との絆を取り戻すまで
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渡辺謙の最初の結婚生活に終止符が打たれた背景には、今も芸能史に残る壮絶な金銭トラブルが存在する。1983年に一般女性である由美子さんと結婚し、長男の渡辺大、長女の杏という二人の子宝に恵まれた。絵に描いたような幸せな家庭に見えたが、その歯車は渡辺謙を襲った重い急性骨髄性白血病の発症によって狂い始める。
夫の命を救いたい一心で妻が頼ったのは、ある宗教団体だった。そこで膨らんだ借金の総額は約2億円。親族や俳優仲間にまで及んだ借金問題は裁判沙汰へと発展し、泥沼の法廷闘争が繰り広げられる。渡辺謙側は妻の金銭感覚と借金を理由に離婚を求め、妻側は夫の女性関係を主張した。最終的に2005年、裁判所の判決によって離婚が成立。親権は母親側に渡ったものの、残された多額の負債は子どもたちの肩にも重くのしかかることとなった。
この過酷な時期、当時の所属事務所であったケイダッシュの手厚いサポートを受けながら、彼は私生活の荒波を耐え忍んでいた。まさに私生活が崩壊の危機に瀕する渦中で挑んだのが、彼の運命を劇的に変えるハリウッド映画『ラスト サムライ』のオーディションだった。