1999年ヒット曲総まとめ!Cdバブル頂点とミリオン連発の真相
1999年ヒット曲総まとめ!Cdバブル頂点とミリオン連発の真相の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
平成11年邦楽名曲まとめを語る上で欠かせないのが、音楽シーンの力学を根底から塗り替えた3つの巨大なムーブメントです。
1. 宇多田ヒカル『First Love』社会現象とR&Bの覇権
1999年3月10日にリリースされた宇多田ヒカルの1stアルバム『First Love』は、発売初週で200万枚を突破し、最終的に累計765万枚以上という前人未到のセールスを記録しました。当時のレコードショップ店頭には入荷待ちの長蛇の列ができ、街中のCDプレイヤーから『First Love』が流れる異様な熱気に包まれました。
当時の音楽関係者やメディアの取材記録によると、「10代の少女が作詞・作曲を手掛け、完璧なグルーヴと圧倒的な歌唱力で歌い上げる姿」は、従来の歌謡曲的な枠組みに安住していた業界に壊滅的な衝撃を与えたと証言されています。MISIAや椎名林檎のブレイクとともに、本格的なブラックミュージックや個性派シンガーソングライターが主役に躍り出ました。
2. モーニング娘。『LOVEマシーン』ブームと平成アイドルの夜明け
1999年9月、テレビ番組『ASAYAN』のオーディションを経て後藤真希(当時13歳)が単独加入したモーニング娘。がリリースした『LOVEマシーン』は、社会現象級のメガヒットを記録しました。
つんく♂によるディスコ調の軽快なファンクサウンドと、「日本の未来は(Wow×4)世界がうらやむ(Yeah×5)」という底抜けにポジティブな歌詞は、不況に喘ぐ日本全体を鼓舞するアンセムとなりました。老若男女が宴会やカラオケで同じ振り付けを踊り、モーニング娘LOVEマシーンブームは以後のアイドルカルチャーの基盤を築きました。
3. 浜崎あゆみの台頭とDragon Ashによるミクスチャーロックの氾濫
1999年は、浜崎あゆみが1stアルバム『A Song for ××』で初のオリコン1位を獲得し、シングル『A』や『Boys & Girls』を大ヒットさせて「女子高生のカリスマ」としての地位を確立した年です。自身の内面にある孤独や痛みを赤裸々に綴った歌詞は、ティーン世代の熱烈な共感を呼びました。
一方でロックシーンでは、Dragon Ashがシングル『Grateful Days』や『I LOVE HIP HOP』を大ヒットさせ、アルバム『Viva La Revolution』が180万枚超を記録。Dragon Ashミクスチャー流行によって、それまでアンダーグラウンドだったヒップホップやミクスチャーロックがお茶の間のメインストリームへと一気に解き放たれました。さらに同年9月にはポルノグラフィティアポロデビューが鮮烈なインパクトを残し、ロックの表現領域は急速に拡大していきました。