ウスターとオイスターソースの違いとは?原料・味・代用黄金比を解説
ウスターとオイスターソースの違いとは?原料・味・代用黄金比を解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。
ウスターソースを正しく理解する上で避けて通れないのが、日本の「茶色いソースファミリー」の分類です。日本農林規格(JAS規格)では、粘度(とろみ)の度合いによって明確に3区分されています。
1. ウスターソース(粘度0.2Pa・s未満)
もっともサラリとした液状で、スパイシーさと酸味が際立つ設計。揚げ物に染み込ませたいときや、炒め物の下味に適しています。
2. 中濃ソース(粘度0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満)
ウスターのスパイシーさと、とんかつソースのマイルドな甘みをブレンドした東日本で圧倒的なシェアを誇る万能タイプ。適度なとろみがあり、フライから隠し味まで幅広くカバーします。
3. とんかつソース(濃厚ソース:粘度2.0Pa・s以上)
野菜や果実(主にとまとやりんご)の繊維質が多く含まれ、酸味を抑えてフルーティーな甘みを強めたドロリとしたソース。揚げ物に乗せても衣がベチャつかない設計です。
中華料理を主戦場とするオイスターソースに対し、これら3つのソースは中華料理と洋食の調味料という文化的境界線を象徴する日本の洋食文化の結晶といえます。