腹膜透析のやり方と生活の実際|Capd・Apdの手順や費用を徹底解説
腹膜透析のやり方と生活の実際|Capd・Apdの手順や費用を徹底解説を失敗せずに実践するためのコツや注意点を分かりやすく提示します。
腹膜透析は、お腹の中に埋め込んだ専用のカテーテル(細いチューブ)を通じて透析液を注入し、体内の老廃物や余分な水分をお腹の膜(腹膜)越しに透析液へと移動させて排出する治療法です。大きく分けて、手動で行う「CAPD」と自動機器を用いる「APD」の2つのやり方があります。
日本透析医学会のガイドラインに準拠した基本的なバッグ交換の手順は、以下のステップで進行します。
- 準備段階:窓を閉めてエアコンなどの風を止め、部屋の空気を安定させます。流水と石鹸による丁寧な手洗い・消毒を行い、マスクを着用して清潔な作業環境を確保します。
- 接続と排液:新しい透析液バッグと排液用バッグのチューブを、カテーテル先端の接続部に無菌的に結合します。まずお腹の中に溜まっていた古い透析液を重力によって排液バッグへと出し切ります(所要時間:約10〜15分)。
- フラッシュ(洗浄):新しい透析液を少量流して接続部分のラインを洗い流し、排液側に捨てます。これにより、接続時に万が一混入した微細な埃や空気を外部へ排除します。
- 注液:新しい透析液を重力(または機械のポンプ)でお腹の中に注入します(所要時間:約10分)。
- 切り離しと密閉:注液完了後、専用の無菌キャップでカテーテル先端を確実に密閉し、保護ポーチ等に収納して終了です。
CAPD(持続携行式腹膜透析)は、このバッグ交換を日中に1日3〜4回、約4〜6時間おきに行うやり方です。1回の交換にかかる時間は約30分程度で、職場や外出先の清潔な個室でも実施できます。
一方、APD(自動腹膜透析)は、就寝前に専用の機器(サイクラー)へカテーテルを接続し、眠っている間に機械が自動で複数回の透析液交換を行ってくれるやり方です。朝起きて機器から外せば日中の交換が不要または1回で済むため、日中フルタイムで働く現役世代や通学している患者から高い支持を得ています。