あいみょん『愛を伝えたいだとか』歌詞の意味と結末を徹底解釈
あいみょん『愛を伝えたいだとか』歌詞の意味と結末を徹底解釈の要点を詳しく解説してご紹介します。
歌詞全文の文脈を辿ると、主人公は部屋の中でひとり「とりあえず今日は」と結論を先延ばしにし続けます。果たしてこの恋の結末はどうなったのでしょうか。
曖昧なラストシーンが示唆する「本当の結末」
曲の幕切れにおいて、主人公が相手に想いを伝えたという明確な描写は存在しません。むしろ、熱を持った感情を「ノンアルコール」や冷めた態度でごまかし、結局は現状維持のまま夜を迎えるような余韻を残して曲は終わります。
この「何一つ解決していないリアルな日常の継続」こそが、本作が多くのリスナーの胸を締め付ける理由です。成就したハッピーエンドでも、決定的な失恋でもなく、関係性が変わることを恐れて立ち止まったままの切なさが描かれています。
ワンカットMVが表現した閉塞感とコード進行の妙
映像ディレクター・山田智和氏が手掛けた公式ミュージックビデオ(MV)は、薄暗い部屋の中でソファーに身を委ね、もがきながら歌うあいみょんの姿を全編ワンカットで収めています。この手法は、主人公の頭の中から一歩も外に出られない思考の閉塞感を見事に視覚化しています。
音楽理論的にも、本作は「Fm7 - B♭7 - E♭M7 - Cm7」といった、いわゆるJust the Two of Us進行(丸サ進行の派生)を基調としており、解決感を意図的に遅らせるコードワークによって、主人公の堂々巡りする思考のループが聴覚的にも完璧に再現されています。