耳の中でポコポコ音がする原因は?耳管開放症など病気のサインと対策
耳の中でポコポコ音がする原因は?耳管開放症など病気のサインと対策についての真相をお届けします。
耳の構造は、外側から「外耳」「中耳」「内耳」の3つのブロックに分かれています。ポコポコという異音や空気の泡が弾けるような違和感の大半は、中耳と鼻の奥を結ぶ空気の換気パイプである「耳管(じかん)」および「鼓膜の奥(中耳腔)」で発生しています。
通常、耳管は普段閉じており、唾を飲み込んだりあくびをしたりした瞬間にだけ一時的に開いて、中耳の気圧を外気圧と等しく保ちます。しかし、何らかのトラブルでこの開閉機能が破綻すると、鼓膜が正常に振動できなくなり、多彩な異音が発生する仕組みです。
耳の中でポコポコ音がする主な原因として、臨床現場で特に多く確認されるのは以下の4つの疾患・生理現象です。
- 耳管開放症(じかんかいほうしょう):本来は閉じているべき耳管が開きっぱなしになる状態。呼吸に合わせてポコポコ・スースーと音が鳴り、自分の声が異常に響く(自声強調)のが特徴です。
- 耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう):耳管の粘膜が腫れるなどして塞がったままになる状態。気圧調整ができず、唾を飲むたびに鼓膜が引っ張られてパチパチ・ポコポコと鳴ります。
- 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん):鼓膜の奥に浸出液(さらさらした液体や粘液)が溜まる病態。頭を動かしたときや横になったときに、液体の中で気泡が動くような「ポコポコ」「ゴボゴボ」という音が聞こえます。
- 耳垢の詰まり(耳垢栓塞):剥がれ落ちた耳垢が鼓膜に触れていたり、外耳道を塞ぎかけていたりすると、頭を動かすたびにカサカサ・ポコポコと異音が反響します。