甘いスイカの見分け方決定版!プロが明かすへそ・ツル・音の真実
甘いスイカの見分け方決定版!プロが明かすへそ・ツル・音の真実の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
昭和から平成にかけて広く定着した「スイカを叩いてポンポンと音が鳴れば甘い」という選別法ですが、現代の青果流通の現場では推奨されていません。手のひらで叩いた際の音の聞き分けには熟練の職人技が必要であり、一般消費者が判別しようとすると過熟果を選んでしまう危険性があるためです。
スイカを叩いたときの音は、主に3種類に分類されます。甲高い「キンキン」「カンカン」という音は果肉がまだ硬い未熟のサインです。一方、澄んだ「ポンポン」「パンパン」という反響音は水分と繊維のバランスが良い適熟を示します。しかし、最も注意すべきは濁った重い音である「凡音(ぼんおん/ボンボン)」です。
凡音は果肉の繊維が崩壊し、中心部に空洞が生じる「タナ落ち(巣入り)」や、過熟によって水分が抜け始めている状態を示しています。さらに、店頭でむやみに叩く行為は果肉に打撲傷を与えて内部劣化を早める原因にもなります。プロのバイヤーは音に頼らず、目で見て触れて確認できる「形態的特徴」から糖度と鮮度を正確に見極めています。