鼻の中のニキビがズキズキ痛む原因と治し方|面疔の見分け方と市販薬
鼻の中のニキビがズキズキ痛む原因と治し方|面疔の見分け方と市販薬の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
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鼻の中に発生するトラブルは、病変の深さや広がりによって疾患名と危険度が異なります。初期の小さな炎症であれば数日で自然治癒することもありますが、皮下深くまで化膿が及ぶと治療に専門的な抗菌薬の内服が必要になります。
疾患・状態名主な症状・痛みレベル原因菌・発生部位編集部の推奨対処法毛嚢炎(毛包炎)小さな赤い発疹や白ニキビ状の膿。触るとチクッと痛む程度。黄色ブドウ球菌など
鼻前庭の毛穴浅層患部を清潔に保ち、市販の抗生物質軟膏を塗布して経過観察。面疔(せつ・よう)小鼻や鼻全体が赤く腫れ、何もしなくてもズキズキ激しく痛む。黄色ブドウ球菌の深部侵入
毛包全体から皮下組織自力処置は避け、早急に耳鼻咽喉科または皮膚科で内服抗菌薬を処方。鼻前庭炎鼻の入り口全般の発赤、びらん(ただれ)、かさぶた、亀裂。摩擦・鼻水による刺激
鼻の入り口の皮膚全域鼻をかむ回数を減らし、軟膏塗布とワセリン等の保護剤を併用。その他の腫瘍・嚢胞痛みのない硬いしこり、あるいは長期間治らない潰瘍。粉瘤、乳頭腫、鼻腔腫瘍など
粘膜下層または軟骨部2週間以上変化がない場合は耳鼻咽喉科で内視鏡・病理検査を実施。
医学的に最も警戒すべきなのは、鼻から上唇にかけての領域である「デンジャラストライアングル(危険三角)」に位置する面疔です。この領域の静脈弁は構造が不完全であり、顔面の血液が頭蓋内の「海綿静脈洞(かいめんじょうみゃくどう)」へと直接逆流しやすい特徴を持っています。炎症が悪化して菌が血管内に入り込むと、極めて稀ではあるものの海綿静脈洞血栓症や髄膜炎といった重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。鼻の頭まで赤く熱を持って腫れ上がっている場合は、速やかな医療機関への受診が必要です。