絵の具の茶色を作る黄金比率!三原色と補色で濁らせないプロの混色術
絵の具の茶色を作る黄金比率!三原色と補色で濁らせないプロの混色術の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
同じ混色比率であっても、使用する画材のメディウム(展色剤)と顔料の性質によって、パレット上と乾燥後の仕上がりに大きな差が生まれます。
1. 水彩絵の具(透明水彩・不透明水彩):乾燥による「明度戻り」を計算する
水彩絵の具、特に透明水彩(ウォーターカラー)は、パレット上で濡れている状態よりも乾燥すると色が一段明るく、やや薄く見える特性があります。また、明るい茶色を作りたい場合に白絵の具を混ぜると透明感が失われるため、基本的には「水の希釈量」で紙の白地を透かして明度をコントロールするのが水彩画のセオリーです。
2. アクリル絵の具:乾燥後の「トーンダウン」と速乾性に注意
アクリル絵の具はアクリル樹脂エマルションを含んでいるため、水彩とは逆に「乾くと濡れていた時より一段暗く、濃くなる(ドライダウン現象)」という明確な特性を持ちます。パレット上で「ちょうどいい焦げ茶色」を作って塗ると、乾いた後に真っ黒に見えてしまう失敗が頻発します。アクリル絵の具で茶色を作る際は、イメージしている目標色よりも半トーン明るめの段階で塗り進めることが極めて重要です。