日本クロスビデオの現在と活動休止の真相|Vhs黄金期から辿る全貌
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日本クロスビデオが誕生した背景には、1980年代から1990年代初頭にかけての家庭用VTR普及率の爆発的上昇があります。大手映画会社やメジャーレコード会社が参入する一方で、過激なドキュメンタリー、ニッチな趣味動画、インディーズ映画、特異な成人向けコンテンツなどを小ロットで供給するインディペンデント系メーカーが乱立しました。日本クロスビデオもその時代を象徴する一角として創業されました。
当時の会社概要および経歴を俯瞰すると、低予算・短納期で現場の熱量をそのままパッケージ化する「量産型インディーズスタイル」を貫いていたことが分かります。セルビデオ(販売用)よりも、全国津々浦々の個人経営レンタルビデオ店に向けた卸販売を主力とし、月間数タイトルのハイペースで新作をリリースし続けていました。
流通面では、大手取次店を介さない直販や中小規模の代理店ルートを巧みに活用。パッケージデザインには派手なキャッチコピーと刺激的な場面写真を配し、レンタル店の店頭でいかに客の目を引くかという「棚獲り競争」で独自のポジションを築いていきました。