太刀魚の捌き方を徹底解説!初心者でも失敗しないおろし方と極上刺身術
太刀魚の捌き方を徹底解説!初心者でも失敗しないおろし方と極上刺身術の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
太刀魚の銀色の輝きは、ウロコではなく皮の表面を覆うグアニンというプリン塩基の一種によるものです。かつては模造真珠の原料や化粧品のラメとしても利用された歴史がありますが、人体に害はなく、むしろ太刀魚の皮には良質な脂質と旨味成分、DHA・EPAなどの栄養が豊富に蓄えられています。
そのため、太刀魚は基本的に「皮を引かずに食べる魚」として扱われます。ただし、皮は加熱しないとやや硬く噛み切りにくいため、太刀魚の刺身用捌き方では皮目の処理が極めて重要になります。
最も推奨される調理法が太刀魚の炙り刺身の切り方です。
三枚におろした上身の皮目側に、2〜3mm間隔で斜めに細かく隠し包丁(鹿の子状の切れ目)を入れます。これにより皮の繊維が断ち切られ、口当たりが劇的に柔らかくなります。バットに並べて皮の上からバーナーで一気に炙り、銀色の表面がチリチリと白く泡立ち、脂がじわりと浮き出た瞬間に冷水または氷水に当てて熱を止めます(急冷せず常温で粗熱を取る「焼き霜」スタイルも芳醇な香りが引き立ちます)。水分を拭き取り、一口大の平造りに切り分ければ、皮の香ばしさと脂の甘みが溶け合う極上の一皿が完成します。