麦の花はわずか1時間で散る?「富と繁栄」の花言葉と小麦・大麦の生態
麦の花はわずか1時間で散る?「富と繁栄」の花言葉と小麦・大麦の生態についての疑問解決ガイドをご紹介します。
日本国内のSNSやコミュニティサイトを検証すると、麦の花 ネットの反応には明らかな共通項が見られます。「麦畑は通学路やドライブでよく見るが、花が咲いている瞬間を一度も認識したことがない」「麦に花なんてあるのかと思っていた」という率直な驚きが大多数を占めています。
この背景には、麦の開花があまりにも地味で短時間であることに加え、一般的に麦畑が最も注目を集めるのが開花期ではなく、収穫直前の「黄金色に染まる時期」だからという事情があります。
俳句や文学において、初夏(現在の5月下旬から6月上旬)の季節を表す言葉として「麦秋(ばくしゅう)」があります。秋ではなく初夏であるにもかかわらず「秋」の字が使われるのは、麦にとっての収穫期(実りの秋)を意味するためです。麦秋の時期と見頃を迎えると、青々としていた麦畑が一面飴色に変わり、風が吹くたびに美しい麦波(ばくは)が広がります。
一方で、歳時記において「麦の花 季語」は初夏(立夏を過ぎた5月頃)に分類されます。麦秋のダイナミックな黄金色の景色に対し、麦の花は新緑の風の中でひっそりと命を繋ぐ繊細な季語として、古今の俳人たちに詠み継がれてきました。