ひこばえは切るべき?放置の危険性と正しい剪定・残す判断基準を解説

ひこばえは切るべき?放置の危険性と正しい剪定・残す判断基準を解説の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

「自然に生えてきた新芽だから、そのまま共存させても問題ない」という認識は、樹木生理学の観点から見ると大きな誤りです。ひこばえの放置による影響は、主幹の健全な生育を根底から狂わせます。

植物には本来、枝の先端を優先的に成長させる「頂部優勢」という仕組みが備わっています。ところが、根から最も近い地際から発生するひこばえは、根が土壌から吸い上げた水分や窒素・リン酸・カリなどの無機養分を、主幹や上部の枝葉へ届く前にダイレクトに吸収してしまいます。その成長スピードは極めて速く、親木の葉が光合成で作った栄養分(同化産物)までも浪費しながら急速に木質化を進めます。

結果として、本来栄養を届けるべき上部の主枝が枝枯れを起こし、花芽がつかなくなったり、果実の肥大が止まったりする現象が頻発します。さらに、根元が密集して風通しが悪化することで、カイガラムシやアブラムシの温床となり、うどんこ病やすす病といった二次被害を誘発する温床にもなり得ます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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