キアゲハの幼虫完全ガイド|見分け方と毒性の真相・飼育羽化の秘訣

キアゲハの幼虫完全ガイド|見分け方と毒性の真相・飼育羽化の秘訣にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

日本国内で最も身近なアゲハチョウ属である「ナミアゲハ(並揚羽)」と「キアゲハ(黄揚羽)」は、成虫になると非常に似通った姿をしていますが、幼虫期の形態と食性には明確な違いが存在します。

孵化直後の1齢幼虫から4齢幼虫までは、両種ともに「鳥の糞」に擬態した黒褐色に白いV字模様が入った姿をしています。しかし、脱皮を経て5齢幼虫(終齢幼虫)へと変色するタイミングで、劇的な形態差が出現します。

比較項目キアゲハ(終齢幼虫)ナミアゲハ(終齢幼虫)現場での識別ポイント主食とする植物(食草)セリ科
(ニンジン、パセリ、セロリ、ミツバ、アシタバ、フェンネル等)ミカン科
(サンショウ、ユズ、レモン、ミカン、カラタチ等)発見した植物の種類で99%以上特定可能終齢幼虫の体色・模様黄緑色の地に、明瞭な黒の横縞とオレンジ色の斑点が並ぶ全体が鮮やかな緑色。胸部に目玉模様(眼状紋)と細い茶色帯縞模様(キアゲハ)か、単色グリーン+目玉模様(ナミ)か臭角の色鮮やかなオレンジ色〜朱色黄色〜淡い赤橙色キアゲハの方が赤みが強く太い傾向がある成虫の翅(はね)の根元前翅の根元が一様に黒く塗りつぶされた状態前翅の根元に縞模様(縦の細い筋)が入る成虫羽化後の確定診断に最適

幼虫が4齢から5齢へ脱皮する際は、約半日から1日ほど食事を止めて動かなくなる「眠(みん)」と呼ばれる休止状態に入ります。脱皮直後の終齢幼虫は皮を脱ぎ捨てた直後から黒と緑のコントラストが鮮明になり、そこから驚異的なスピードで葉を消費し始めます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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