北海道の県庁所在地はなぜ札幌?函館落選の歴史と道庁の謎を徹底解剖

北海道の県庁所在地はなぜ札幌?函館落選の歴史と道庁の謎を徹底解剖に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

インターネット上のQ&AサイトやSNSでは、北海道の行政所在地に関して複数の誤解が散見されます。ここで代表的な3つの盲点を正しく整理しておきます。

誤解1:「道庁所在地」と「総合振興局」の所在地が混同される

「札幌市役所」「北海道庁本庁舎」「石狩振興局」はそれぞれ別の組織です。札幌市内には、全道を束ねる「北海道庁本庁舎」と、札幌市を含む石狩エリアを担当する「石狩振興局」、そして札幌市民の行政サービスを担う「札幌市役所」が共存しています。

誤解2:「赤れんが庁舎」が現役の道庁本庁だと思われている

観光名所として名高い北海道庁旧本庁舎 赤れんがは、1888(明治21)年に建てられたアメリカ風ネオ・バロック様式の歴史的建造物(重要文化財)です。現在、知事室や議会が置かれ行政機能の中枢を担っているのは、そのすぐ西隣に位置する「北海道庁本庁舎(地上12階・地下2階の新庁舎)」です。赤れんが庁舎は大規模な改修・リニューアル事業を経て、歴史資料館や観光拠点としての役割を果たしています。

誤解3:函館が道庁所在地にならなかったのは単なる政治的派閥争いという俗説

一部のネット言論では「薩摩閥の黒田清隆が函館の商人を嫌ったから」といった感情論のみで語られることがありますが、これは短絡的です。当時の測量日誌や内務省公文書を精査すると、石狩炭田(エネルギー資源)の確保、日本海航路の安全性、将来の鉄道網敷設など、綿密な国土開発計画に基づく合理的判断であったことが実証されています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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