車のエアコンが冷えない原因は?修理費用の相場と自力点検の全手順
車のエアコンが冷えない原因は?修理費用の相場と自力点検の全手順について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
夏場になるとSNSや知恵袋などで頻繁に見られるのが、「ガソリンスタンドでガスを補充してもらったが、3日でまたぬるくなった」「ガスを入れたら逆にコンプレッサーが壊れて高額請求された」という悲痛な投稿です。
現場の自動車電装整備士に取材すると、次のような構造的な落とし穴が浮き彫りになります。
「冷媒ガスは本来、密閉された配管内を巡るため急激に減るものではありません。冷えなくなったということは、どこかに物理的な漏れ穴が存在します。漏れ箇所を特定せずにガスだけを無理に継ぎ足す行為は、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるようなものです。さらに危険なのは『過充填(オーバーチャージ)』です。圧力が上がりすぎて保護制御が働き、かえって冷房が停止したり、最悪の場合はコンプレッサーがロックして配管内に金属粉を撒き散らします」(都内自動車電装店チーフエンジニア談)
JAF(日本自動車連盟)が公表する夏季のロードサービス救援データでも、エアコン故障に伴うオーバーヒートや車内熱中症による緊急要請は上位の常連です。ガス圧点検を行わずに市販のチャージホースでDIY補充を行い、規定圧力を超えてコンプレッサーを破損させてしまうトラブルも後を絶ちません。
カーエアコン ガス漏れ 点検方法としては、蛍光剤入りオイルを配管に注入してブラックライトで発光部を探す手法や、電子式リークテスターを用いて微小な漏洩ガス分子を検知する手法が確実です。漏れ箇所の修繕を伴わない単なるガス補充は、あくまで数日を凌ぐ一時的な応急処置に過ぎないと認識すべきです。