右派と左派の違いとは?保守リベラルの差や日本の政党マップを徹底解説
右派と左派の違いとは?保守リベラルの差や日本の政党マップを徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
政治の世界で使われる「右」「左」という空間的な概念は、1789年に勃発したフランス革命期の国民議会における偶然の座席配置がすべての始まりです。
議長席から見て「右側」には、国王の拒否権を認め、アンシャン・レジーム(旧体制)の秩序や伝統をできる限り維持しようとする穏健派・王党派(フイヤン派など)が着席しました。一方で「左側」には、国王の権力を完全に廃絶し、徹底した身分解放や社会平等の実現を目指す急進的なジャコバン派が陣取りました。
この座席のコントラストが定着し、政治学において「既存の伝統・社会秩序・段階的改革を重んじる立場=右派(Right-wing)」、「平等の拡大・格差是正・急進的改革を掲げる立場=左派(Left-wing)」と呼ぶ国際的なスタンダードが確立されたのです。
なお、ニュースなどで耳にする「右翼・左翼」と「右派・左派」は、根本的な思想の方向性は同一ですが、受ける語感や使われ方に明確な差異があります。「翼(Wing)」という呼称は、冷戦期や過激な街宣活動・暴力革命路線といった極端なイデオロギー(極右・極左)を想起させやすいため、現代の議会制民主主義における穏健な政策議論では、よりニュートラルな「右派・左派」という表現が用いられる傾向にあります。