現存最古のビヤホールライオン銀座七丁目店|名建築と生ビールの真価
現存最古のビヤホールライオン銀座七丁目店|名建築と生ビールの真価を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
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ビヤホールライオン銀座七丁目店が産声を上げたのは、1934年(昭和9年)4月8日のことです。大日本麦酒の本社社屋として建てられた「銀座ライオンビル」の1階に位置し、現存するビヤホールとしては日本最古の歴史を刻んでいます。空襲の被害を免れ、戦後は進駐軍専用のビヤホールとして接収された激動の時代を経て、今日まで創建当時の壮麗な姿をそのまま残してきました。
設計を手がけたのは、名建築家として知られる菅原栄蔵氏です。「天恵(自然の恵み)」をコンセプトに据えた店内は、随所にビールの原料や自然を象徴する意匠が散りばめられています。赤レンガの壁面、麦の穂を象った彫刻が施された太い柱、そしてブドウの房を連想させるシャンデリアなど、細部に至るまで職人技が息づいています。
中でも圧巻なのが、ホール正面奥に鎮座するビヤホールライオン銀座七丁目店のモザイク壁画です。赤穂産の耐火レンガや特注ガラスタイルなど約250色、数十万ピースを用いて作られた巨大な壁画には、麦畑で収穫作業に励む女性たちの姿と豊かな自然が描かれており、訪れる者を圧倒する空間美を創出しています。文化庁の登録基準である「造形の規範となっているもの」として高く評価され、登録有形文化財となった理由が、このホールに足を踏み入れるだけで直感的に理解できます。